自転車本を読む 「日本史の旅は、自転車に限る!」 疋田智著
図書館で借りて読みました。
疋田さんの本にしては厚く、文字が小さいなーというのがまず第一印象。
内容は自転車で日本の歴史旅をするのですが、自転車の話よりもその土地の歴史に関する話がメインです。疋田さんの歴史に関する着眼点が面白く読んでいて飽きません。
奈良・飛鳥をめぐる旅では飛鳥寺が日本最古の寺であるのにあまりメジャーでない話などは昔読んだ梅原猛さんの「隠された十字架」を思い出しました。
(参考文献にも記載がありました。)
巻末には井沢元彦さんとの対談もあります。自転車の本?なのに凄いです。
思えば、遠い高校時代、工業系高校だったんですが、地理の教師から「隠された十字架」を古文の教師からは井沢元彦さんの「猿丸幻視行」を勧められ読んだ記憶があります。そんな懐かしさも思い出しまた。疋田さんの歴史観は自分のツボに嵌ります。
続編があるようなのでそちらも楽しみです。